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ロマサガ2で学ぶ!登場人物の名前から元ネタを調べてみた1

三国志の登場人物

ロマンシング サガ2が、グラフィックを一新+追加コンテンツを新たに加え、スマートフォン(iOS&Android)とPlayStation®Vitaでに配信が開始されました!

著者は待ってました!とばかりに配信日当日にダウンロードさせていただきましたよ。
現在は皇帝業と現実の仕事を兼任し忙しくしております。
オリジナル版が発売されたのはの冬ですから、実に23年ぶりのロマサガ2となりました。 23年…ヒエッ。

ロマサガ2といえば皇帝継承システム。何世代にも渡って能力を受け継がせるという斬新なシステムに、当時中学生だった著者は度肝を抜かれたものです。
世代を跨ぐシステム上、仲間になる人物も多数登場します。
この登場キャラクターの名前が、ギリシャ神話の英雄とか三国志とか有名な剣客とか…バラエティに富んでいて興味深い!
当時はなにげなくプレイしていたのですが、大人になると視点も変わるんですね。

皇帝にとって宿敵である七英雄の名前がJR山手線の駅名に由来しているのは有名な話ですが、今回は仲間になる登場人物の名前から、由来となったであろう人物にフィーチャーしてみました。

三国志の登場人物

三国志の軍師と書きたかったところですが、曹操さんは優れた軍略家ではあるものの軍師の括りではないよな…ということで三国志の登場人物としました。
ゲーム内の名前では、字(あざな)だったり偽名の名前でも登場しているので、見つけてみると「おおっ!」となって嬉しくなります。

龐統(ほうとう) 字:士元(しげん)

中国後漢末期の武将、政治家。劉備に仕えた。字は士元(しげん)。道号は鳳雛。謚は靖侯。荊州襄陽郡(現在の湖北省襄陽市)の出身。
「臥竜・臥龍(がりょう)」「伏竜・伏龍(ふくりょう)」と呼ばれた諸葛亮に対して、「鳳雛(ほうすう)」と称せられた。
Wikipedia「ホウ統」より

諸葛亮と並び評される才を持ちながらも、落鳳坡という地で矢にあたり、若くして亡くなってしまう龐統。
龐統由来キャラが落鳳破という弓技を食らってしまうシチュエーションに「ビクッ」としてしまうんですねぇ。龐統の別称である「鳳」が落ちると書いて落鳳坡…。うぅむ。

姜維(きょうい) 字:伯約(はくやく)

小説『三国志演義』では馬遵配下の将として登場し、諸葛亮の計略を逆手にとって危機に陥らせたり、趙雲と一騎打ちで互角の勝負を演じたりしている。
諸葛亮はその才を高く見込み、自らの後継者とするために計略を用いて姜維を蜀に投降させている。
Wikipedia「姜維」より

文武ともに優れており、諸葛亮にも高く評価された姜維。
後は蜀における軍事の事実上の後継者となります。三国志では後半の方に登場するので自分の中ではいつまでも若者のイメージだったりします。

徐庶(じょしょ) 字:元直(げんちょく) 偽名として:単福(たんぷく)

徐庶は劉備と会見し、劉備は彼を有能な人物だと思った。徐庶は諸葛亮を推薦し、劉備が徐庶に呼びに行かせようとすると、徐庶は「この人は、こちらから行けば会えますけれども、無理に連れて来ることはできません」と言った。
こうして、劉備は三顧の礼で諸葛亮を迎え入れることになった。
Wikipedia「徐庶」より

演義での徐庶は程昱の策で止むなく曹操に下り、去り際に劉備に諸葛亮を推薦しています。
母を人質に取った曹操のために献策はしないという誓いを立てており、新野時代の劉備の軍師としてしか表立って活躍できなかった不遇な人物。
しかし正史では魏でも軍事や内政でキチンと仕事をしています。

司馬懿(しばい) 字:仲達(ちゅうたつ)

後漢末期から三国時代曹魏にかけての武将・政治家。魏において功績を立て続けて大権を握り、西晋の礎を築いた人物。字は仲達(ちゅうたつ)。
西晋が建てられると、廟号を高祖、諡号を宣帝と追号された。『三国志』では司馬宣王と表記されている。
Wikipedia「司馬懿」より

後ろを振り返る狼の習性になぞらえて、体は前向きで首だけ真後ろに向けられることを狼顧といいますが、司馬懿にはこの相があり、曹魏にとって不詳の相とされました。
実際に自分もできるかどうか試してみたのですが、相当体がやわらかくないとできませんね。
諸葛亮のライバルとしてのイメージも強いですが、西晋という統一帝国の礎を築いた大人物です。

周瑜(しゅうゆ) 字:公瑾(こうきん)

中国後漢末期の武将。字は公瑾(こうきん)。渾名は美周郎。揚州廬江郡舒県(安徽省舒城県)の人。高祖父は周栄。従祖父は周景。従父は周忠。父は周異。子は周循・周胤・孫登妻。妻は小喬。
Wikipedia「周瑜」より

義兄弟の孫策の参謀として呉の勢力拡大に貢献した周瑜。
絶世の美女である小喬を妻に持ち、類まれな姿貌と音楽センス、そして文武両道。一見して完璧超人に見えますが、実はちょっとオッチョコチョイな一面もあります。
赤壁の戦いでは、火攻めを計画しつつも風向きのことをウッカリ忘れ、途中で気付いてショックでぶっ倒れています。その後、諸葛亮の知謀への嫉妬で憤死。…う~ん。
しかし、映画レッドクリフでは輝いているキラッキラの周瑜さんを見ることができます。

陸遜(りくそん) 字:伯言(はくげん)

後漢末期より、揚州を中心とする江南に勢力圏を築き、後に呉を建国した孫権に仕えた。
山越討伐で頭角を現し、関羽討伐戦や夷陵の戦いにおいて名をあげ、軍政両務における呉帝国前期の重臣として重用されたが、晩年は二宮事件に巻き込まれ、孫権と対立した。
Wikipedia「陸遜」より

関羽の復讐に来た劉備の大軍に、若くして呉の総大将を任された美男子。
知将として知られましたが、諸葛亮が仕掛けた石兵八陣の罠に嵌った際、自分は到底及ばないと諸葛亮の才覚に恐れと尊敬の念を抱いています。
ちなみに陸遜は某ゲームにて火計のイメージが強くなったのですが、ロマサガ2の登場キャラクターでも火と風と天の術法を操っていてフフッとなりました。

曹操(そうそう) 字:孟徳(もうとく)

字は孟徳(もうとく)、幼名は阿瞞、また吉利。沛国譙県(現在の安徽省亳州市、また河南省永城市という説もある)の人。後漢末の武将、政治家。
詩人、兵法家としても業績を残した。後漢の丞相・魏王で、三国時代の魏の基礎を作った。
廟号は太祖、謚号は武皇帝。後世では魏の武帝、魏武とも呼ばれる。
Wikipedia「曹操」より

覇道を突き進む治世の能臣、乱世の奸雄。某ゲームでも総合ステータスは最強を誇っており、中原の覇者として絶対の存在感を放っています。
孫子をはじめとする数々の兵法書を編纂。兵法家であり文章家でもあったのですね。
実際曹操は実戦においても優れた戦略家でした。マンガ、蒼天航路では曹操が主人公、これまでの曹操像を覆す圧倒的な描写に戦慄したのを思い出します。

諸葛亮(しょかつりょう) 字:孔明(こうめい)

蜀漢の建国者である劉備の創業を助け、その子の劉禅の丞相としてよく補佐した。
伏龍、臥龍とも呼ばれる。今も成都や南陽には諸葛亮を祀る武侯祠があり、多くの観光客が訪れている。妻は黄夫人。子は蜀漢に仕え綿竹(成都付近)で戦死した諸葛瞻。孫には同じく蜀漢に仕え父と共に綿竹で戦死した諸葛尚や、西晋の江州刺史になった諸葛京がいる。
親族として従父(叔父)の豫章太守諸葛玄、兄で呉に仕えた諸葛瑾とその息子の諸葛恪、弟で同じく蜀漢に仕えた諸葛均などが知られる。一族には、魏に仕えた諸葛誕などがいる。
Wikipedia「諸葛亮」より

最後はなんといってもこの人。天下三分の計を唱え実践してしまった天才軍師、諸葛孔明です。
天下の奇才と評され、数々の三国志を題材にしたゲームでも知力系統はMAXを誇ります。孔明さんさえ居ればなんとかなるやぐらいのチート級の知謀
ロマサガ2の登場キャラクターでもやはり術法系統が最強のステータスでした。

本場中国の三国志ドラマ

著者は、小説・映画・漫画・アニメ・ゲーム…とさまざまな媒体の三国志を楽しんでいますが、中国でに放送されたドラマ、三国志 Three Kingdoms(全95話)は未体験ゾーンでした。
この本場のドラマは、総製作費が25億円、エキストラ数はなんと15万人だそうです。これは三国志ファンとしては見なければならない!と今回の記事を書いていて思い出したのでした。

今すぐ視聴できる配信はないかな~とポチポチしていたところ、項羽と劉邦 King's War公開:全80話)を見つけてしまいました。oh…。
総製作費は三国志 Three Kingdomsをさらに上回る35億円、三国志 Three Kingdomsと同じガオ・シーシー監督です。これも絶対に見なければならない!!

ひとつのゲームがきっかけで、こうやって興味が派生していくのってとても楽しいですね。

まとめ

今回はロマサガ2で仲間になる登場人物の名前から、由来となったであろう人物に焦点を当ててみたのですが、まだひとつのクラスなんですよね(笑)
シナリオやイラストのお仕事ではキャラクターの設定資料を作成しているので、今回の記事執筆はとても良い刺激になりました。

さりげなく記事タイトルに1なんて振ってあるので続きを書く気まんまんです。
それでは、また。

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